コンビで認知されたい。そのために、賞レースで結果を残したい。
三四郎
──以前のDVDリリースから2年経って、おふたりはお笑い界で着実に階段を上っているのでは、と思うのですが、ご自身ではいかがですか?
相田 そこはちょっと僕が言うのもおこがましいんで、小宮から(笑)。
小宮 あー、そうですねえ。でも、いろんなお笑いの方がいて、それぞれ目指しているポジションが各々違うんじゃないかと思うんです。それぞれのコンビが違う山に登っているというか。僕らの目標としては、ダウンタウンさんみたいに天下を取ろうとは思っていないので。
相田 そうだね。
小宮 コンビでの露出をだんだん増やしていきたいというのはありますね。そのためにはM-1グランプリを頑張って決勝に行ったり優勝したりとか、結果を残したい。それで爆発的に売れるというよりは、いまくらいの知名度をずーっとじわじわ、続けていけたらとは思います。
相田 そもそもが僕ら、本当に地底くらいの場所にいたんで、いまは地上に出てきて、やっと息を吸えた、くらいの感じですね。
──前回お話を伺ったとき、小宮さんが注目されがちな状況に対して、相田さんが「やっと世間が(小宮さんの面白さを)見つけてくれたかと感じた」と話してくださいましたが。
小宮 本当にマネージャーみたいな発言だな(笑)。
──その感覚はいまも変わりませんか?
相田 それ、2年くらい前ですよね。そこからさらに、僕はマネージャーとして認知されてきたところがありまして。「小宮のマネージャーの人だ」っていう声の掛けられ方もするんで(笑)。
──そんな状況がありつつも、相田さんも小宮さん同様、やはりコンビで露出したいという気持ちが?
相田 そうですね。ネタ番組もちょっと増えてきた感じもあって、いろいろ出させていただいているので。三四郎って世間的にはまだあまりネタのイメージが定着していない気がするので、(そのイメージを)つけられたらと思いますね。
──具体的に「コンビでこんな番組に出てみたい」という夢はありますか?
小宮 さまぁ~ずさんの『もやもやさまぁ~ず2』みたいな番組とか、あとは地方で冠番組を持ちたいですね。
──地方なんですね?
小宮 ええ、最初は地方から。
相田 こっちでそういう機会があればよりいいけどね。まず地方で。
小宮 街の人と触れ合うような番組に出られたらと思いますね。
2016.11.11
[text]釣木文恵 [photo]相澤心也
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