『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』完成披露レッドカーペットイベント
日本映画の歴史が変わる瞬間──佐藤健さん、万感の思い
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2014.6.5@港区
レッドカーペットイベントでのひとコマ。左から、神木隆之介さん、佐藤健さん、伊勢谷友介さん
あいにくの雨。
にもかかわらず、六本木ヒルズアリーナに集まったギャラリーが帯びた熱量は相当にアツい! それは『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』のキャストが登場する瞬間を待ちわびているからです。
定刻になり、MC・赤坂泰彦さんの口上で客席が一層沸き立つと、車5台が次々に到着。1台目に佐藤健さん、武井咲さん、2台目に伊勢谷友介さんと藤原竜也さん、3台目は蒼井優さん、青木崇高さん、4台目に神木隆之介さん、5台目からは大友啓史監督と江口洋介さん。華やかな顔ぶれがレッドカーペットに降り立ちます。悲鳴にも似た、黄色い歓声がアリーナにこだまするのでした。
巨大モニター・テレビ朝日ビジョンに映し出されるのは、激しい雨足と、それとは対照的に晴れやかな笑顔でカーペットを練り歩くキャストたちの姿。マスコミからのインタビューに応えたり、ファンに求められたサインに応じたり。大友監督もびしょ濡れですが、スコブル笑顔です。ギャラリーの熱気に押されたせいか、カーペット行脚はおよそ30分にも及びました。
続いて……いきなり大火が上がるメインステージ! 本物の炎!に見えますが、これは特殊な煙、LEDライトを駆使した、ラスベガスのカジノなどでも使用される演出技術。やがて、佐藤さんを筆頭にキャストと監督が舞台に再登場。
「なによりハードでデンジャラスな現場だった。誰も死なずに最後まで取り組みきれるのだろうか(笑)という不安と闘っていたことを思うと、今日こうしてこの場に立っていられることは感慨深いです。心から誇りに思います」という佐藤さんの挨拶に始まり、みなさん、本作への想いを晴れがましい表情で吐き出すのでした。
「雨のなか、ありがとうございます。大好きな作品で、そのなかでも大好きな瀬田宗次郎として作品に参加することができて、本当に光栄に思っています。みなさん冷えていると思うので、家に帰ったらゆっくりお風呂に入って、風邪を引かないように。あとは(公開される)夏を待ちましょう(笑)」とは神木さんの挨拶。
青木さんは「こうやって見るとあれですね、ケータイも一人一台の時代になったんですねぇ(笑)」などと笑いを取りつつ、「2年前(前作のキャンページ時もこの地でイベントを行った)とは違う興奮」と、感極まった様子。