芸人、かく語りき
vol.22 バイきんぐ 後編

#97の「芸人、かく語りき 」の取材対象は、本連載第1回目以来の再登場となった、バイきんぐの小峠英二さん、西村瑞樹さん。おふたりの今後の野望とは?

   

viking
96年結成。12年、キングオブコントで優勝。
kotouge eiji(左)
76年福岡県出身。サンプラザ中野くんとのユニット・坊坊主でアルバム「励ます」を発売。
nishimura mizuki(右)
77年広島県出身。バラエティ番組出演をきっかけに、小型船舶1級免許を獲得。
SMA NEET ProjectのHP

陸と海を制する者

バイきんぐ


──最近仲良くされている芸人さんは?
小峠 ぼくは千原ジュニアさんに仲良くしていただいていますね。
西村 ぼくはヒロシです。キャンプ仲間で、よく一緒に行きます。だいたいいつも4人くらいで行くんですけど、ふたりで行くこともありますよ。
──西村さんはかなりキャンプに行かれているようですが、アウトドアに関するスキルもどんどん上達しているわけですか?
西村 そうですね、こないだはキャンプに行った先で木をけずって、モノを引っ掛けるフックをつくりました。テントを張るロープにそれをかけて、鍋をぶらさげたりする。
──その場で木を削って! それは相当な技量ですね。
西村 相当です。
小峠 (笑)。
──今後、おふたりはどうなって行きたいと考えていますか?
小峠 少しずついろんな仕事を任せてもらえるようになってきた感触があるので、もっと芸人としてのレベルをあげていけたらと思います。
西村 ぼくは何かしらのキャラを確立させたいですね。何かはわからないですけど。
──キャンプは楽しんでやってらっしゃるわけですよね?
西村 もちろんです。ビジネスキャンプとかないですよ!
──ビジネスキャンプ(笑)。でもスキルは高いわけですから、それがキャラとして求められる可能性もありますよね。相方に期待することは?
西村 ぼくはないです。小峠がテレビに出てるの、ふつうに面白いなと思って観てますし。
小峠 そうですね……。面白いヤツだと思うので。周りの人も徐々にですけどそれに気づいていってるような気はするんですよ。だからそれがもっと広まったらいいなとは思います。
──以前、おふたりが段ボールの船でジブラルタル海峡を渡る番組を観ましたが(TBS『ギャンブル・ザ・ワールド』)、ああやってふたりで協力してサバイバルする番組なんかは……。
西村 いいですね。
小峠 ぼくはもうあんなハードな海のロケはやりたくないです(笑)。
西村 ぼく、あの番組がきっかけで船の免許を取りましたから。あのとき「免許とってやるよ!」って言ってたんですけど、実際に小峠が仕事をしている暇な時間に免許、取りました。
──西村さんは着々といろんな武器を身につけて、備えにぬかりなしですね。
西村 いやまだまだ。陸、海ときたのであとは空ですね(笑)。

2015.11.18
[text]釣木文恵 [photo]相澤心也


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